はじめてセックスする方へ

「うまくやらなきゃ」と思っていませんか? その考え、いったん全部手放してください。


うまくできなくて、当然です

はじめてのセックスを前に、緊張したり不安になったりするのは当たり前のことです。 「気持ちよくしてあげられるかな」「変なところ見せたくない」「失敗したらどうしよう」——そんな気持ちが頭をぐるぐるしているかもしれません。

でも、正直に言います。

はじめてうまくできる人なんて、いません。あえて断言します。

大事なのは「完璧にやること」じゃなくて、「相手に嫌な思いをさせないこと」。 この記事では、その一点に絞って話します。


まず、AVは忘れてください

AVと同じく激しい行為をしても、相手が気持ちよくなるわけではありません。

  • 激しいピストンが気持ちいいわけではない
  • 女性が気持ちよさのあまり声を上げるわけではない
  • 準備なしに挿入できるわけではない

AVを参考にしてしまうと、むしろ相手を傷つける可能性があります。いったん、頭の中のAVをリセットしてください。


一番大事なこと:すべての力を抜いて臨む

これだけ覚えて帰ってください。

力を抜いてください。

男性の握力・腕力・腰の力は、女性のそれより何倍も強い。本人が「優しくしてるつもり」でも、相手には十分すぎるほど伝わっています。

痛みを与えると、取り返しがつかないことも……

加減を間違えてしまったり、正しいやり方を知らないと相手の痛みにつながります。 なので「脱力」します。「脱力」はマイナスになりません。

セックス中に痛い思いをした女性は、その体験が記憶に残ります。次のセックスが「また痛いかも」という不安からスタートすることになる。それは、あなたとの関係にとっても大きなダメージです。

実際にこんな方々がいます:

  • 鬼ピストンのセックスで事後は平気だったが、翌日から鈍痛・出血があり、以降セックスに奥手になってしまった女性
  • 彼女に口でしてもらった際に歯が当たりペニスから出血し、それ以来EDになった男性

痛みや恐怖の体験は、男女どちらにとってもトラウマになりえます。

「脱力」はマイナスにならない

力を抜く行為は「気持ちよくなる」とイコールではありません。でも、マイナスにはなりません。

痛みを与えることは確実にダメージです。 力を抜くことはゼロです。

はじめてのセックスで目指すのは、マイナスを出さないこと。それができれば十分です。


やってはいけないこと

気持ちよくしようとあれこれ試すより、まずこれをやらないことを意識してください。

  • 同意なく次のステップへ進む(「いい?」「大丈夫?」を確認する)
  • 強く握る・押さえつける(「痛くない?」「力加減大丈夫?」を確認する)
  • いきなり挿入しようとする(前戯なしは痛みの原因になる)
  • 自分の気持ちよさだけを追う
  • 焦る・急ぐ(すべての行動をゆっくりとする)

気持ちは、行動で示す

パートナーを「気持ちよくしたい」という気持ちはとても大事です。 でも、それを「テクニック」で表現しようとするのは、経験がないととても難しいです。

まずは、こういう行動で示してください。

  • 「大丈夫?」「痛くない?」と声をかける
  • ゆっくり進める
  • 相手の反応を見ながら動く
  • 嫌そうなサインが出たらすぐ止める

言葉と態度で「あなたを大切にしてる」を伝えることが、一番のテクニックです。


避妊は、絶対にしてください

どんなに気持ちが昂っても、コンドームをつける、避妊をしてください。理由は2つ。

  1. 望まない妊娠を防ぐため
  2. 性感染症(STI)を防ぐため

「気持ちよくなくなる」「雰囲気が壊れる」——そんな理由でつけないのは、相手への無責任です。避妊はふたりを守るためのものです。

コンドームの正しいつけ方は→【コンドームの正しいつけ方】で解説しています。


まとめ:この3つだけ頭に入れておこう

あれこれ考えすぎると、せっかくの体験が台無しになります。 はじめてのセックスにのぞむ前に、この3つだけ覚えておいてください。

  1. 力を抜く
  2. 相手に確認する
  3. コンドームをつける

うまくやろうとしなくていい。ただ、相手を大切にしてください。 嫌な思いをさせなければ、次があります。


セックスの流れや前戯については、次の記事「セックスの流れと事前準備」で詳しく解説しています。