包茎の種類と対処法
「自分は包茎なのか」「治療が必要なのか」と悩んでいる人は多いです。包茎にはいくつかの種類があり、多くの場合は医学的な治療が必要ないケースがほとんどです。まず正しく知ることが大切です。
包茎の種類
仮性包茎
仮性包茎とは、通常の状態では亀頭に包皮が被さっているものの、手で皮を剥くことができる状態のことです。
実は日本人成人男性の過半数が仮性包茎と言われており、珍しいことではありません。医学的には病気ではなく、基本的に治療の必要はありません。
仮性包茎にも度合いがあります。
軽度 通常の状態では包皮が亀頭に被さっていません。ただし、ペニスが縮んだ状態や意図的に被せようとすれば一時的に被せることができます。ほぼ問題のない状態です。
普通 通常の状態では包皮が亀頭に被さっていますが、手で皮を剥くことができます。衛生管理をしっかり行えば医学的な問題はほとんどありません。
重度 通常の状態で包皮が被さっており、皮を剥くことにも支障があります。剥いた状態で痛みがある・なかなか剥けないなどの状態です。この場合は包茎手術を検討した方がよいケースもあります。
真性包茎
真性包茎とは、包皮口が非常に狭く、勃起時・非勃起時を問わず包皮を剥くことができない状態のことです。
医学的な問題が生じやすい状態であり、以下のようなリスクがあります。
- 亀頭・包皮内に垢や分泌物が溜まり、炎症(亀頭包皮炎)を起こしやすい
- 排尿がしにくくなる場合がある
- 性行為時に痛みが出やすい
成人の真性包茎は自然に改善することは少なく、泌尿器科への受診・手術を検討することが推奨されます。
カントン包茎
カントン包茎とは、包皮を剥いた後に包皮が亀頭の後ろ(冠状溝)に引っかかり、元に戻せなくなる状態のことです。
戻せなくなると亀頭・包皮がうっ血して腫れ上がり、激しい痛みを伴います。緊急性が高く、そのままにしておくと壊死のリスクもあるため、すぐに泌尿器科を受診してください。
未成年の場合
未成年(特に10代)の場合、仮性包茎は成長とともに自然に改善することがあります。
また、日頃から包皮を剥く習慣をつけることで、重度の仮性包茎が普通〜軽度に改善するケースも見られます。入浴時に包皮をやさしく剥いて洗う習慣をつけることが効果的です。無理に剥こうとして痛みが出る場合は焦らず、少しずつ慣らしていきましょう。
仮性包茎の衛生管理
仮性包茎の場合、正しい衛生管理が最も重要です。包皮の内側に垢や分泌物が溜まると、亀頭包皮炎や悪臭の原因になります。
正しい洗い方
- 入浴時に包皮をやさしく剥く
- ぬるま湯で包皮の内側・亀頭を洗い流す
- 石鹸を使う場合は低刺激のものを少量使い、しっかりすすぐ
- 洗い終わったら包皮を元に戻す
ゴシゴシ強く洗う必要はありません。やさしく洗い流すだけで十分です。
手術について
包茎手術(環状切除術)は、包皮の一部を切除して亀頭を露出させる手術です。
手術を検討すべきケース
- 成人の真性包茎
- 仮性包茎の重度で、衛生管理や性行為に支障が出ている場合
- 亀頭包皮炎を繰り返す場合
手術を急ぐ必要がないケース
- 仮性包茎の軽度〜普通で、衛生管理ができている場合
美容目的の包茎手術は保険適用外ですが、医学的な必要性がある場合は保険適用になるケースもあります。詳しくは泌尿器科に相談しましょう。
まとめ
- 仮性包茎は日本人男性の過半数に見られ、基本的に病気ではありません
- 軽度・普通の仮性包茎は衛生管理をしっかり行えば医学的な問題はほとんどありません
- 重度の仮性包茎・真性包茎は手術を検討した方がよい場合があります
- 未成年の場合は日頃から包皮を剥く習慣をつけることで改善するケースもあります
- カントン包茎(剥いた後に戻せない状態)は緊急性が高いため、すぐに受診してください