避妊法の種類と比較
避妊は「なんとなくコンドームつければいい」だけではありません。各方法の特徴を知って、正しく選びましょう。
なぜ避妊の知識が必要か
避妊に失敗すると、望まない妊娠につながります。中絶は女性の体と心に大きな負担をかけます。
避妊は「男性がコンドームをつければいい」という話ではなく、ふたりで考えるべき問題です。各方法の特徴を知り、パートナーと話し合いましょう。
主な避妊法の比較
コンドーム
- 避妊率:正しく使用した場合 約98%
- STI予防:あり(唯一STIも予防できる方法)
- 費用:1枚あたり約100〜300円。ドラッグストア・コンビニで購入可能
- 特徴:男性側が主体的に使用できる。毎回正しくつけることが重要。
はぐくむ的おすすめポイント:コンドームは唯一STI(性感染症)も予防できる避妊法です。他の避妊法と併用することで効果が上がります。
低用量ピル
- 避妊率:正しく服用した場合 約99%以上
- STI予防:なし
- 費用:避妊目的(自費)の場合、月約2,000〜3,500円。婦人科・産婦人科またはオンライン診療で処方。月経困難症など治療目的の場合は保険適用で月1,000〜3,000円程度。
- 特徴:毎日同じ時間に服用する必要がある。生理痛・PMSの改善効果もある。
注意点:ピルはSTIを予防しません。ピルを使用している場合でも、コンドームは必ずつけましょう。
アフターピル(緊急避妊薬)
- 避妊率:服用タイミングにより72〜95%
- STI予防:なし
- 費用:約6,000〜15,000円。婦人科・産婦人科またはオンライン診療で処方。
- 特徴:避妊に失敗した後に服用する緊急手段。早ければ早いほど効果が高い(72時間以内、できれば24時間以内)。
注意点:アフターピルは緊急手段であり、定期的な避妊法ではありません。
IUD(子宮内避妊器具)
- 避妊率:約99%以上
- STI予防:なし
- 費用:初回挿入費用として約3〜6万円(自費)。月経困難症など治療目的の場合は保険適用で約1万円程度。5年間有効のため、月割りにするとピルより割安になることもある。
- 特徴:一度挿入すると約5年間効果が続く。毎日の服用不要。婦人科での挿入手術が必要。主に出産経験のある方向け。
膣外射精(膣外射精法)
- 避妊率:約78%(失敗率が高い)
- STI予防:なし
- 特徴:射精直前に膣外に出す方法。先走り液にも精子が含まれる場合があり、信頼性が低い。
結論:膣外射精は避妊法として頼るべきではありません。
避妊法の選び方
| 方法 | 避妊率 | STI予防 | 費用目安 | 手軽さ |
|---|---|---|---|---|
| コンドーム | 約98% | ◎ | 1枚100〜300円 | ◎ |
| 低用量ピル | 約99%以上 | × | 月2,000〜3,500円 | △(毎日服用) |
| アフターピル | 72〜95% | × | 1回6,000〜15,000円 | △(緊急用) |
| IUD | 約99%以上 | × | 初回3〜6万円 | ○(一度入れれば長期) |
| 膣外射精 | 約78% | × | 無料 | × |
最もおすすめの組み合わせ
コンドーム+低用量ピル
この組み合わせが避妊率・STI予防の両面で最も効果的です。パートナーがピルを服用している場合でも、コンドームは必ずつけましょう。
まとめ
- 避妊はふたりで考える問題
- コンドームは唯一STIも予防できる避妊法
- 膣外射精は避妊法として信頼できない
- 最も効果的な組み合わせはコンドーム+ピル
- アフターピルは緊急手段、定期的な避妊法ではない
コンドームの正しいつけ方は「コンドームの正しいつけ方」で解説しています。